電子納品はDTD、XML形式でCDやDVDに格納

国土交通省の電子納品に関するニュースが報じられて、改めて国土交通省の無駄遣いが露呈しました。国土交通省の電子納品とは、コンサルタント業者が国土交通省に土木設計業務や工事完成図、電気通信設備、機械設備工事など諸々の設計図やバースなどを「DTD」や「XML」の電子データの形で納品させているのですが、こともあろうに紙ベースの形でも納品させていると言う、理解しがたい二重納品の実態が明らかになり、「電子納品に関する手引き(案)」を改定し、同じ書類を二重納品することを原則として禁止したと報道されていますが、禁止も何も自分で指示しておきながら禁止するとは何事でしょうか。

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電子納品ソフトは、「EX-TREND武蔵」「CALS/EC」などが有名どころ

大体国土交通省に電子納品されるこれらの書類は、工事入札前に、見積もり策定の基礎資料として入札業者に手渡されるもので、その際電子データであればインターネットでデータ交換が容易なために採用された形式と言ってよいと思います。それがなぜ旧来の紙ベースの書類でも納品させるのか、その必要性がどこにあったのか、今だに国土交通省は明らかにしていません。 考えるに国土交通省が電子納品の他に真美で納品させる裏には、電子データに対応していない入札業者に、紙ベースの資料を渡すためでしょうが、そのような入札業者であれば、当然入札業者としての資格がないと言えます。それでも紙ベースの納品には疑問が残りますが、電子データに未対応な入札業者に紙の書類を渡すのであれば、国土交通省が自前で電子データから紙に出力すればよいわけですが、それも行なっていないのは不思議な事です。

電子納品代行業者へのアウトソーシング(業務委託)

国土交通省の言い分としては、災害が起こるなどの緊急時にはすぐに使える紙の図面が必要としていますが、それならば緊急用にDVDに保存して、ノートパソコンで見たほうが、余程探す手間も要りませんし、場所も取らず効率的なように思えます。もともとこうした今回の国土交通省の電子納品の一本化は、建設業協会などからの改善要望を受けてのことですが、今時CADを使わないで、紙ベースの図面で業務をしている設計事務所などありえませんし、工事関係会社も同様です。 民間のトヨタなどで行なわれている「改善」などと言う発想は、国土交通省は持ち合わせていないようで、このような技術的なノウハウや「改善」意識のない監督官庁が、国家予算を使って道路を作っていると思うと、国土交通省に関する無駄遣いの報道が変に納得させられます。国土交通省の電子納品の問題は小さな問題ですが、一事が万事ですから、呆れるばかりです。

国土交通省の電子納品