鳥インフルエンザへの感染予防

厚生労働省の鳥インフルエンザ情報によると、鳥インフルエンザ(H5N1)の発生地域は、インドネシアやベトナム、中国と東南アジアに発生が集中していていますが、2006年ごろからヒトへの感染は中央アジア、ヨーロッパ、アフリカにも広がりつつあり、海外渡航の際に注意が呼びかけられています。 厚生労働省の鳥インフルエンザの情報サイトでは、渡航した際には、極力鳥に触らず、近づかないように言われていますが、渡航後の健康状態にも気をつける必要があるとされています。鳥インフルエンザのなかでH5N1が注目されているのは、なによりヒトへ感染するためで、新種のためにヒトに抗体が出来ていないために、流行すれば世界的な大流行を引き起こし、何千万人もの死亡者が出る恐れがあるからです。

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鳥インフルエンザの予防ワクチン不足

ここ数年インフルエンザの大流行は幸にも発生していませんが、1918年から1919年にかけて大流行したスペインかぜの原因は、そのウイルスのゲノム解析の結果、鳥インフルエンザであった可能性が高いことがわかっています。スペインかぜは感染者数が実に6億人で死者は4000万人から5000万人とも言われています。その後も1957年のアジアかぜの世界的大流行、1968年の香港かぜの世界的大流行、1977年のソ連かぜも流行しましたが、インフルエンザがウイルスによって引き起こされる事から、年々インフルエンザウィルスの新種の発見が報告され、そのたびにそれに対抗するためのワクチンも開発されています。

高病原性インフルエンザウイルス

インフルエンザウィルスでも厚生労働省が鳥インフルエンザについての情報を公開している背景には、香港のH5N1という新型が高病原性インフルエンザウイルスと言われるインフルエンザが、鳥からヒトに直接感染するためです。2001年には欧米や北アフリカ、中近東などでアジアかぜがのH1N2に属するウイルスの亜種が流行していることが確認されましたが、最近ではバングラディッシュでも鳥インフルエンザの発症例が報告されていて、徐々に世界的に広がりを見せています。 日本でも鶏だけでなく、一般人にも日常的になじみ深いカラスや白鳥などに鳥インフルエンザの発祥例が報告されています。

世界保健機関(WHO)の鳥インフルエンザ調査

厚生労働省の鳥インフルエンザ対策としては、鳥インフルエンザのワクチンの備蓄が急務となっていますが、成人一人分のワクチンを作るのにタマゴ2個が必要なため、厚生労働省の鳥インフルエンザ対策に必要な何千万単位のワクチンの数量に対して製造が追いつかない状態になっています。 ワクチン不足は世界的な問題ですが、世界保健機関(WHO)の統計では全世界で382人が感染し、そのうち241人が死亡しているそうですが、被害の多くはインドネシアに集中していて、感染者は133人、そのうち死者は108人と報告されています。

厚生労働省と鳥インフルエンザ